PRODUCTSアデムウォール

アデムウォール

アデムウォール

製品概要

外壁と内壁で構成された二重構造をもち、補強材にジオテキスタイルを用いた補強土壁工法です。
壁面勾配が、垂直~5分まで調整可能です。
「アデムウォール(補強土壁)工法設計・施工マニュアル、ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル」「道路土工 擁壁工指針」に準拠しています。
NETIS KK-020061-V(NETIS:掲載期間終了技術)

アデム アデム特長 用途 アデムウォール特長 施工手順 CADダウンロード PDFダウンロード

アデム

アデムは、アラミド繊維(テクノーラ)から生まれた高強力・低伸度・低クリープひずみのジオグリッドで、土を強力に拘束し、盛土補強・地盤補強に大きな威力を発揮します。

ポリエチレンネットにアラミド繊維を挿入したGタイプ、ポリエステル繊維(テトロン)とアラミド繊維を交錯させたグリッド状織物に特種コーティングしたFタイプの2種があります。

Gタイプ

Fタイプ

Gタイプ詳細

アデム特長

  • 土との摩擦特性に優れ、盛土を強力に補強します。
  • 耐候性、耐薬品性、耐寒・耐熱性、また耐衝撃性に優れています。
  • 軟弱地盤上の構造物の荷重を分散し、盛土の不等沈下を防止します。
  • アデムウォール工法により、垂直壁(垂直擁壁の背面盛土補強)を築造します。
  • ユニットキャップエ法により緑化された急勾配盛土を築造します。

用途

  • 急勾配盛土の補強(ユニットキャップ工法)
  • 積みブロック背面盛土の補強(アデムウォール工法)
  • 緩斜面高盛土の補強
  • 軟弱地盤上の盛土補強工
  • 軟弱地盤処理工(包み込み補強)

アデムウォール特長

アデムウォール工法は、アデ厶により補強された自立する垂直盛土と、アダムウォールブロックの壁面体からなる二重壁構造の擁壁工法です。アデムウォールブロックの壁面体とアデムは、直接連結せず引抜け防止材「グリッドベルト」を設置することで一体化しています。

アデムウォールブロック

グリッドベルト

壁面材と、盛土との間に変形吸収層を設けることにより重機での盛土材の充分な締固めが可能になり、さらに砕石の投入により土圧を分散・吸収し、壁面材にほとんど作用しません。よって施工後に壁面材の変形が生じにくい構造になっています。

グリッド状にし摩擦抵抗力を高め引抜け防止効果の顕著な、多数のグリッドベルト(1個のブロックにつき8本)により、補強された盛土と壁面体は連結・一体化し擁壁の安定性を向上させています。このグリッドベルトを使用するガイドタイプにより、従来工法と比較し部材の簡素化が図られコスト削減にも貢献しています。

主要部材はコンクリート、高分子材料で構成されており、金属を使用していないため、耐腐食性・耐久性に優れており、特に塩害に強い構造になっています。

施工手順

  1. 掘削・整地
    所定の長さのアデムが接地できるように、施工計画に基づいて基礎地盤を掘削します。次に振動ローラー、タンパなどで転圧して整地します。また、湧水などがある場合には排水処理を行います。
  2. 基礎工
    砕石層の上に基礎コンクリートを打設し、天端は水平に仕上げます。また、壁面あわせのための墨だしを行います。
  3. ブロックの設置
    水平器とくさびを用いて、垂直度や水平度を微調整します。まずは1段目のブロックを所定の位置に設置します。2段目以降は転倒防止のため、専用プレートで上下のブロックを連結します。
  4. 引抜け防止材の設置
    ブロックの連結穴にグリッドベルトを通し、左右均等な長さで、ねじれ及びたるみが無いように設置します。 グリッドベルトは十分に緊張させ、固定ピンで端部を固定します。
  5. 砕石型枠の設置・組立
    砕石型枠をブロック背面から所定の位置に合わせ設置します。さらに砕石型枠の内側に拘束シートを取りつけ砕石型枠一基に対して、両端部から50cmピッチで5箇所に背筋をかけます。
  6. 盛土材のまき出し・締め固め
    盛土材をまき出した後、転圧機械により十分に締固めを行います。砕石型枠の高さまで盛り上がったら、拘束シートを盛土側へ巻き返します。
  7. 砕石の投入
    所定の高さまで盛土が立ち上がった時点で、変形吸収層に単粒度砕石を投入します。
  8. 完成
    2~6と同様の作業を擁壁の設計高さまで繰り返します。計画高さまで施工した後、天端処理として天端コンクリートを打設して、付帯工事等を終えて完成となります。

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