PRODUCTSCRスラブⅡ型

CRスラブⅡ型

CRスラブⅡ型

製品概要

既設の現場打ち側溝上部をカットし、リメイクできる補修蓋です。
設計荷重T-25です。
水路幅200~500まで対応しています。
NETIS CG-120034-A (掲載期間終了技術)
しまね・ハツ・建設ブランドNO. C1302

使用例 特長 製品図、寸法 施工方法 オプション製品(CRスラブ横断用) オプション製品(かんたんグレーチング) CADダウンロード PDFダウンロード

使用例

本技術は既設の現場打ち側溝の風化、破損した側溝上部(蓋掛り部を含む、厚さ15cm~18cm)をカットまたはハツリにより除去し、その上にプレキャスト製品のCRスラブII型を設置し、上下を無収縮モルタルで一体化させ、側溝上部をリメイクする技術です。

使用例

「車が通るとガタガタうるさい」「歩行者に危険」、街中にそんな側溝がたくさんあります。

  • 蓋だけ掛け替えても同じこと
  • 新しい側溝に入れ替えるには費用がかかりすぎる
  • 道路改良工事をすれば人や車の通行に影響が大きい

CRスラブII型で補修すれば、歩きにくい歩道や、側溝にフタが無く狭い道路でさえも見違えるようになります。

中部総合事務所:県道木地山倉吉線(河原町工区)側溝修繕工事(維持修繕)

西部総合事務所:県道大篠津停車場線側溝修繕工事(地方特定)

安来市役所:安来荒島線側溝修繕工事

 

特長

  1. アジャスターボルトによる簡単な据付
    製品を据付後、製品の四隅に埋め込まれたアジャスターボルトで製品上部より高さの調整が容易に行えるため、据付に要する時間が短縮出来る。
  2. 無収縮モルタルによる養生時間短縮、早期解放
    既設現場打ち側溝の上部とCRスラブII型の間には、アジャスターボルトにより約2cmの空隙が出来るが、ここに製品上部にある注入孔より高流動性無収縮モルタルを注入し上下を一体化させる。
    無収縮モルタルを使用するため、養生期間が短く、施工箇所を解放出来るまでの時間が短い。
  3. 様々な寸法がある既設の現場打ち側溝への対応
    製品は300用、400用、500用の3種類で、既設の現場打ち側溝の水路幅200mm~500mmまで対応出来る。
    既設の現場打ち側溝は水路壁厚が現場によって異なるが、製品の側壁厚を100mm~200mmの間、1cmピッチで変え製造を行う事が出来る。
  4. 水路の維持管理など施工後の供用を考えた蓋構造
    製品長2m当り、1.5mは蓋を取り外せる構造なので、清掃等の維持管理が行える。
    蓋掛り部の形状を、側溝上を車輛が通過する時に発生するガタツキ音を抑制する無騒音型とした。
    本体の設計荷重は縦断のT-25(乗入部横断T-6)であるが、床版を変えることにより歩道・車道共に適用出来る。

製品図、寸法

CRスラブII型寸法表

呼び名 側壁① 側壁② 天端① 天端② 総幅 高さ 蓋版厚 参考重量 ±10mm 備考 対応既設水路幅(※)
a1 a2 b1 b2 kg kg 最小 最大
300 100~
200
100~
200
45~
145
45~
145
500~
700
130 95 203 約6.5 基本側壁
150mm
200 300
400 100~
200
100~
200
45~
145
45~
145
600~
800
140 110 233 約7.0 基本側壁
150mm
310 400
500 100~
200
100~
200
45~
145
45~
145
700~
900
155 125 276 約7.5 基本側壁
150mm
410 500

※既設水路の側壁寸法によっては対応できる規格が異なりますのでご相談ください。

スリット付コンクリート蓋寸法表(製品名:トール)

種類 呼び名 寸法(mm) 参考質量
b1 t1 (kg)
歩道用 300 400 320 95 60 31
車道用 300 400 320 95 40
400 500 416 110 60
500 600 515 125 82

施工方法

  1. 既設の現場打ち側溝上部を製品厚+2cm位、カットとハツリにより除去します。高さが確保されていれば、ハツリ面のままで問題ありません。
  2. 側溝上部の除去後、アジャスターボルトが当たる位置を均一に仕上げます。
  3. 上部を除去した既設側溝の上にCRスラブII型をセットします。
    この時あらかじめアジャスターボルトを製品上部4隅にあるインサートに取り付け、製品下部より2cm位突出させておきます。
  4. 水平器を見ながら製品上部よりアジャスターボルトで高さの調整を行ないます。
  5. 既設側溝と製品の隙間に型枠をセットします。
  6. 蓋掛り面に設けられた注入孔より高流動性無収縮モルタルを注入します。注入は下流より行ない、上流の注入孔でモルタル充填を確認します。
  7. 養生期間を1日とった後、型枠を撤去し、製品上部のアジャスターボルト部をモルタルで埋めます。
  8. 蓋を掛け、周囲を復旧すれば新設の側溝と変わらない出来栄えになります。

オプション製品(CRスラブ横断用)

  • 横断部(T-25対応)に使用可能
  • 施工方法はCRスラブII型とほぼ同様です

CRスラブ横断用寸法表

呼び名 総幅 高さ 参考重量
A B H kg
300 600 130 340
400 700 140 435
500 800 155 545

オプション製品(かんたんグレーチング)

  • 横断部(T-25対応)に使用可能
  • 水路幅に応じた規格がご用意できます

かんたんグレーチングI型(早期施工用)

埋戻し材:無収縮モルタル+アスファルト

かんたんグレーチングII型(通常施工用)

埋戻し材:コンクリート

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